「募金活動にご協力くださぁーい!」
子供たちが大声を張り上げている前を素通りできる勇気など私にはありません。少年が私の胸に赤い羽根を付けてくれました。
ところで、我が家には「ユニセフ貯金箱」なるものがあります。
我が子は幼い頃、募金マニアでした。コンビニのレジ前で必ず「1円ちょうだい」と言っては募金活動に励んでいました。ですが、毎回レジで小銭を渡すのはやってみると結構面倒なものです。かといって募金したいという言葉には逆らえない……。何か良い方法は無いかなぁ、と苦し紛れにある方法を思いつきました。
「お手伝いするごとにお金をあげるから、そのお金を1年間ためてから一度に募金したらどう?」
こう提案してみました。そろそろお手伝いを覚えさせる時期だったし、お金と労働の関係も教えなければならなかったので、絶好の機会です。
お手伝いといっても、本当に些細なものです。ゴミ捨て、新聞を取りに行く、食器の片付け、などなど。そしてお手伝いをしてくれたら「ありがとう」の言葉とともに、決めた額だけの賃金を渡します。
こうして我が家に「ユニセフ貯金箱」が誕生しました。日々お手伝いでもらえるお金を貯金箱に入れ、たまったお金を年末にユニセフへ募金するというシステムです。
始めた当初はお手伝いが身に付いていなかったので、定着させるまではかなりの期間を要しました。それに、お金の価値が分かっていなかったため、親類から頂いたお札をそのまま募金しようとして焦ったことも……。
こうした苦労の結果、お金の大切さ、労働の厳しさ、助け合いの精神をいっぺんに会得することができたようです。
そんな我が子も、いまや中学生。お小遣いで自分の好きなものを買う生活になり、お金の価値というものを実感、いえ、痛感しているようです(イベントであれだけお金使うんだから、そりゃ痛いでしょうね)。お手伝いをするとお小遣いをもらえることになっている友達をとても羨ましがっています。「うちもお手伝いしたら自分のお金にしたいなぁ……」と。
ですが、今でも身内から臨時収入を頂いたら、そのうちの数パーセントは募金に当てているようで、我が家の募金マニアはまだまだ健在です!
えらいぞ!!
トットちゃんとカマタ先生の ずっとやくそく
posted with amazlet on 07.10.01
鎌田 實 黒柳 徹子 いわさき ちひろ
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ちなみに1年間で子どもが貯めた額と同じ額を親も募金することにしています。
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